2020年総括と分析
自分なりのヴォルティスが昇格できた原因を分析をしてみます。
今年のチームを表現してみるととにかく安定しています。これに尽きます。
カテゴリー分けしてみますと(あくまで個人的主観です)
上位(6チーム) 1~ 6位 5勝1分4敗
中位(10チーム)7~16位 12勝5分3敗
下位(6チーム)17~22位 8勝3分1敗
中・下位チームからはきっちりと勝点を取る。これがリーグ戦の戦い方なんでしょう。
思いつくまま分析してみます・・・
1.J1昇格の本命チームが不在
例年のシーズンであれば、ほぼ昇格間違い無しの本命チームってあります。なんの間違 いで降格したのかといわれるようなチームです。例えば、2013年ガンバ大阪、2016年清水、2019年柏とかが該当します。その他J1では苦戦しているけどJ2では無双しているような2017年湘南とか。それが2020年では実績からすると磐田なんでしょうけどこれがコケて本命不在になった。
2.名門と呼ばれるチームが今一つ
毎年昇格争いの本命に名前の挙がる名門チームがあります。京都、大宮、千葉、新潟とかが該当すると思われます。この中で2位以上に入ったのは大宮のみ。徳島からするとどれも格上チームですけど、今年も繰り返すのか・・・と感じましたね。
3.前年の後半から好調を維持していた。
2019年8月の第28節以降11勝3分け1敗とPO(1勝1分)入替戦(1分)での戦いがそのまま今シーズン維持されていたように思います。
4.大幅な入れ替えがなかったので戦術理解がスムーズだった。
これは岩尾のコメントで見たのですが、キャンプの時から新加入の選手もやり方に慣れるのが早かったとのことでした。強化部のスカウトの方針が一貫していたように思います。チーム方針に沿った的確な補強ができた(垣田、西谷、杉森、上福元)。 年俸の高い有名選手を取るのではないというものです。それと7月の10月の移籍期間に誰も出て行かなかったですね。今年の特殊事情もあったかもわかりませんがそれでも2018年のように夏に4人の主力がいなくなるようなことはなかったですね。
5.5人交代枠のレギュレーションがよかった。
これはどのチームにも言えることですが5人交代枠は有利に働いたのではないでしょうか?垣田->河田、藤田->岸本 といった定番の交代をするとそれだけで残り1枠になります。これが他の交代枠を使えるので鈴木・清武・石井・ジエゴ・浜下といった交代が出来たことが大きいと思いました。
6.監督・キャプテンが残ってくれた。
リカルド監督も岩尾も去年でチームを去ってもおかしくなかったかもしれません。それが残ってくれたのが大きかった。チームの主力が去ってしまうとやはり戦力ダウンは免れませんし立て直すのに時間とお金がかかります。
7.連敗が無く安定した戦いが出来ている。
今シーズン連敗がありません。連勝も3連勝2回5連勝1回と北九州(9連勝)や福岡(11連勝)のように大型連勝がありません。しかし前半節勝点43後半節勝点41と安定して勝点を伸ばしています。途中で引分が続くようなことがありませんでした。それともひとつ。無得点試合が続かなかった。最終盤の39・40節は無得点でしたが、それ以外で無得点の次の試合は必ず得点しています。
8.勝ち運が少しだけあったかも
ジンクスのように鬼門のスタジアムがあります。アルウィン(松本)、フクアリ(千葉)、味スタ(東京V)で勝てました。A群馬戦の河田の決勝ゴール、A東京V戦のPK、A金沢戦の垣田の決勝ゴール、A千葉戦のドゥシャンの決勝ゴール。普通なら決まらないような引分濃厚な試合で勝てました。
番外 藤田を先発させると勝ちました。不思議なもんでこんな不敗伝説まで生まれました。
過去の自動昇格例からもわかるように
・勝点84 試合数×2点
・失点42以下 試合数×1点以下
・得失点差は+30以上
・勝利数25以上
は全ての当てはまります。
今朝(12/24)の徳島新聞に次の監督についての記事が出ていました。ダニエル・ポヤートス氏にほぼ決まりとの事です。素晴らしい監督であることを期待したいですね。
事実誤認、誤字脱字はお許しください。
敬称は省略しました。