昨日のとく６とくしまで、キャプテン岩尾のインタビューがありました。

ＭＣ　今のチームの状況。キャプテンとしてどう受け止めているか？
岩尾　今いい形で勝ってるし結果も出ているかもしれませんけど、やってる側としては
　　　戦術をより質の高い物にしていくという意味で危機感しかない。

ＭＣ　決していいとは言えないということですか？
岩尾　はい。自分たちが攻めている時の守り方だったり最後の質のところで点を決めれな
　　　かったりまだまだ課題として埋まってないのが前半戦の印象。

ＭＣ　前半戦プレーの質があがらなかった理由を教えてください。
岩尾　負けている時は消極的で誰かがやってくれるだろうっていうマインドが非常に強く
　　働きがちなのでそういうところが、いいかげんなパスにつながったり僕らの中では
　　アリバイパスとかアリバイディフェンスとかの言葉を使うのですが、やってる風な
　　プレーというかそういうのが出てしまうと勝から離れる。それが１人ならまだしも負
　　けている時というのは大体安全なプレーをしがちでそういう風になってしまうので、
　　そうなってくると相手にとっても危険なプレーを選択できない。これが質の低下につ
　　ながる。

得点力を強化するため新たに外国人ＦＷを補強
ピーターウタカ　デビューから１ヶ月で２ゴール２アシスト
バラル　ＤＦの裏に抜け出すプレーが得意。加入後すぐに１試合４得点を達成
この２人の加入でチームの課題だった決定力が向上した。

ＭＣ　この２人の印象は？
岩尾　ウタとバラルに関しては非常に技術も高い。バラルは得点力がある。パスに関して
　　　はウタが出来ると思う。双方攻撃の面でかなりの力になってくれている。バラルに
　　　関しては初めての日本で苦労している部分はある。彼はプレーで皆を引っ張ってい
　　　く。基本的に全力でやっている。若い選手にとっては非常に貴重と思う。ウタに関
　　　しては、つたない日本語だけどチームを盛り上げる。雰囲気をよくする。来た時か
　　　ら雰囲気をよくしてくれてピッチ内でも外でもいろんな選手と話して。
　　　彼は基本笑顔なので非常にポジティブな空気を作ってくれる。

ＭＣ　ウタカ・バラルが加入して得点が増えた。この要因をどう分析していますか？
岩尾　彼らが前で起点になってくれている。そこから中盤の選手サイドの選手へ引き出し
　　　て相手動かした中でウタカたちをフリーにしてより早く彼らにつける事でパスも
　　　出来るしフィニッシュも出来るってことで、相手は当然Ｊ１得点王ですからもちろ
　　　んマークしますし、そうなったときに違う選手が空いて得点をするってところが
　　　オプションとして出来てきた。反面ＤＦ面では運動量がかなり落ちるのでハイプレ
　　　スも難しくなってきた。違う守り方というとブロック引いて自陣に相手を侵入させ
　　　て裏のスペースを衝くという戦い方になっている。今のメンバーで相手にとって
　　　一番何がイヤな戦い方かということが出来ている。

ＭＣ　去年のチームも８月終わったところで良い位置につけていて９月に勝てない状態が
　　　続いた。それを踏まえて今年はどうしていきたいか？
　　　※去年８月終了時の順位は４位。９月の戦績２分２敗
岩尾　目の前の試合で勝点３を取るために準備をするし、試合開始のホイッスルが鳴った
　　　ら１００％出場している選手が出ていない選手の分もサポーターの方々の分も責任
　　　をもってプレーすることが大事だと思う。あまり９月とかＰＯとかＪ１昇格だった
　　　り大きくとらえすぎると目の前のことがボケてしまうことがあるので自分たちの立
　　　ち位置的に目の前の勝点を取らなければ何も始まらないしどのステップにも踏めな
　　　いのでそこに対してアプローチするべきだなと思う。

こんな感じでした。
内容の濃いインタビューなので記事にしました。
なんて言うか責任感の塊です。この人がキャプテンで良かった。
サポーターの総意として、いつまでもヴォルティスにいてください。

事実誤認、誤字脱字はお許しください。
敬称は省略しました。