徳島ヴォルティス応援ブログ

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将棋名人戦が終わりました


今日は将棋ネタです。

4月からはじまった名人戦が昨日で終わりました。
結果は挑戦者の佐藤 天彦(さとう あまひこ)が勝利し新名人となりました。
名人挑戦者のリーグ戦を1期で駆け抜け初の名人戦で名人位を取りました。

過去に1期抜けで名人位獲得したのは2人。
現将棋連盟会長の谷川と今回対戦した羽生です。どちらも永世名人の称号をもっています。佐藤新名人も永世名人になるかもしれませんね。それと新名人は13年ぶりです。
谷川が名人位を獲得したときは21歳。「名人を1年間預からせていただきます」とコメントしました。
また羽生が名人に挑戦したときの相手は故米長永世棋聖でした。前年の米長の名人襲位の挨拶で羽生を指して「来年はこの男が挑戦者になります」と言ってました。

今回の名人戦を観戦して凄いなと思ったのは羽生の信念です。
羽生は相手の得意戦型は逃げないと過去のインタビューでも語っています。
長い将棋人生でこれから何度も戦うので逃げているようではダメだということです。
5局戦全て佐藤の得意戦型でした。
羽生は意外に名人戦は相性が悪く過去9期!!しか名人になっていません。
それでもほとんどの棋士は挑戦者にもなれずに引退しますからそれで相性が悪いというのはなんともですね。


実はスポーツというのは必ず相手の弱みを突くというのが常套手段になります。
相手のストロングポイントに真っ向勝負というのは感心しません。
いかに弱点を突くのがうまいかどうかが勝敗を分けます。
いいように言うと「良い戦術」になるし意地悪くいうと「いかに姑息か」となります。


たしか去年のホーム長崎戦だったと思いますが、高木監督は「エステバンの近くでプレーしない」とコメントにしてます。分析の結果徳島のストロングポイントとは勝負しないという「良い戦術」の見本ですね。


事実誤認・誤字脱字はお許しください。
敬称は省略しました。

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